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発熱と咳嗽,進行性の息切れを訴えた54歳の男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(74)]

No.4690 (2014年03月15日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鈴木慎吾 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

舩越 拓 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

高田俊彦 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2014-03-15

最終更新日: 2017-08-04

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  • ◆考えるヒント:今回は uncommon

    3カ月前から倦怠感を自覚し,1カ月前から乾性咳嗽,労作時の息切れ,37℃台の発熱が出現した。3週前に総合病院へ入院し精査を行ったが原因を特定できず,平地歩行でも息切れが出現するようになったため当部外来を紹介受診した。

    受診数日前,一時的に携帯電話の使い方が分からなくなったという。食思不振はないが3カ月で体重が4kg減少。

    身体診察では,血圧94/58mmHg,脈拍88回/分,体温36.8℃,呼吸数16回/分,SpO2 95%。他は正常範囲。

    血算・生化学検査での異常値は,Hb 10.1g/dL,Plt 9.8×104/μL,LDH 334 IU/L,CRP 8.4mg/dL,フェリチン1270ng/mL。

    当院で施行した胸部HRCTを示す(図1)。

    研修医の診断:過敏性肺炎と低酸素血症による一過性の意識障害

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