看護師の特定行為研修制度で厚労省部会が報告書を取りまとめ。気管挿管・抜管は特定行為から除外(17日)
第3次安倍晋三内閣が発足。塩崎恭久厚労相は再任(24日)
STAP細胞論文不正問題で、理研の調査委は図表の捏造を認定したとする最終報告書を発表(26日)
政府与党が税制改正大綱を決定。控除対象外消費税の解決に向けた具体的措置は「検討事項」に位置づけ(30日)
難病医療法が施行。医療費助成の対象疾患が110疾患に拡大(1日)
麻生太郎財務相と塩崎厚労相が閣僚折衝を行い、2015年度介護報酬改定の改定率をマイナス2.27%とすることで合意。マイナス改定は9年ぶり(11日)
過去最大の96兆3420億円となる2015年度予算案が閣議決定。医療分野は前年比2.6%増の11兆4891億円(14日)
臨床研究中核病院の承認要件を厚労省検討会が取りまとめ。過去に不適正事案があっても是正措置が講じられていれば申請可能(23日)
政府が「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」を決定。早期診断・早期対応の医療体制を整備(27日)
2014年度補正予算が成立。医療機関のスプリンクラー設置や耐震強化補助に258億円を計上(3日)
厚労省の介護給付費分科会が2015年度介護報酬改定案を了承。基本報酬が軒並み引下げ(6日)
医療事故調で元刑事被告人の医師2人が調査報告書の交付義務化に反対する要望書を橋本岳政務官に提出(24日)
京大がCASE-J試験で研究不正はないとする報告書を発表(27日)
東北薬科大が医学部設置認可申請を行うことを文科省審査会が了承(13日)
厚労省検討会が地域医療構想策定ガイドラインで報告書を取りまとめ。都道府県は10年後の医療提供体制を策定(18日)
厚労省検討会が医療事故調査制度の運用指針を取りまとめ。調査報告書の提出は努力義務に(20日)―写真
WHOが日本を麻疹の「排除状態」にあると認定したと厚労省が発表(27日)
バルサルタン論文不正問題で日本高血圧学会が小室一成氏に厳重注意処分(27日)
千葉県がんセンターで腹腔鏡下手術での死亡が相次いだ問題で第三者検証委員会が10例で何らかの問題があったとする報告書案を公表(30日)
東北薬科大が医学部設置の認可を文科省に申請(31日)
介護報酬改定が施行(1日)
B型肝炎ワクチンが定期接種化(1日)
医療分野で一元的な研究管理を行う国立研究開発法人「日本医療研究開発機構(AMED)」が発足(1日)
第29回日本医学会総会2015関西が京都市で開催(11〜13日)―写真
神戸国際フロンティアメディカルセンターで生体肝移植を受けた患者4名が手術後1カ月以内に死亡したと判明(14日)
精神保健指定医を不正に取得したとして厚労省が聖マリアンナ医大の医師20名の指定医取り消しを決定(15日)
財政審財政制度分科会が今後5年間の社会保障費の伸びを2兆円強〜2.5兆円の範囲内に収める方針で一致(27日)
日医と日本医学会、全国医学部病院長会議が国家戦略特区での医学部新設に反対する緊急声明を発表(13日)
中医協がC型肝炎の新型経口治療薬「ソバルティ」の保険適用を承認(13日)
日本整形外科学会がロコモの臨床判断値を初めて発表(15日)
国保財政の安定化を柱とする医療保険制度改革関連法が可決・成立(27日)
臨床現場が対象の医療事故調運用ガイドラインを日本医療法人協会が公表(30日)
社会保障費の伸びを年5000億円に抑えるべきとした「財政健全化計画等に関する建議」を財務省の財政制度等審議会が麻生財務相に提出(1日)―写真
東京女子医大病院、群馬大病院の特定機能病院の承認が取り消し(1日)
日本創成会議が全国の2次医療圏ごとの医療・介護の提供余力に着目した提言「東京圏高齢化危機回避戦略」を公表(4日)
厚労相直轄の有識者懇談会が20年後の医療を見据えた政策ビジョン「保健医療2035」を提言(9日)―写真
武田薬品工業の降圧剤ブロプレスの広告が誇大広告に当たるとして厚労省が同社に業務改善命令(12日)
2025年の必要病床数は現在より約20万床減との推計を政府の社会保障制度改革推進本部の専門調査会が公表(15日)
規制改革会議が約180の改革項目を安倍首相に答申。「門内薬局」の容認を盛り込む(16日)
大学病院の医療事故を受け、全特定機能病院を対象とした検査が開始(24日)
政府が骨太の方針2015と成長戦略改訂版を閣議決定。社会保障費の伸びは3年間で1.5兆円を「目安」(30日)
N記者
▪医療事故調査制度がスタート
▪胃がん検診に内視鏡が導入へ
▪ディオバン事件公判(12月16日〜)
▪大村智氏がノーベル医学・生理学賞受賞
▪新規C型肝炎ウイルス治療薬の効果と薬価
10年以上の議論の末にスタートした医療事故調査制度が最も印象深い。制度設計を進めた厚労省検討会は常に緊迫し、“ガチンコ”の議論が交わされた。胃がん検診はピロリ菌検査の早期導入も待たれる。
F記者
▪大村智氏がノーベル医学・生理学賞受賞
▪医療等分野の番号制度創設が決定
▪WHOによる日本の麻疹排除認定
▪『保健医療2035』の策定
▪食事基準からのコレステロール摂取上限に関する記述の削除
大村氏は「日本が世界の感染症対策に果たせる余地はまだまだある」と語っている。麻疹の排除を達成した日本の公衆衛生対策が世界に飛翔するか、来年以降も大いに期待したい。