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睡眠指針の名称決まる、生活様式の多様化も考慮

No.4688 (2014年03月01日発行) P.11

登録日: 2014-03-08

最終更新日: 2017-09-08

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厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会」(内山真座長)は2月24日、新しい睡眠指針の名称を「健康づくりのための睡眠指針2014―睡眠12箇条」とすることで一致した。

新指針は一般向けの「解説編」と医師・保健師など保健指導に携わる医療従事者向けの「参考資料編」の2部構成。

解説編では、▽睡眠時間は年代や勤労形態によって異なる、▽慢性的な睡眠不足はうつ病の原因となりうる、▽肥満が睡眠時無呼吸の原因となる―などを指摘。予防の観点からの受診勧奨も行う。

参考資料編では、指針の医学的根拠となる文献を示しながら、①若年世代(10代)、②勤労者世代(労働に従事する20~60代)、③熟年世代(65歳以上)―の世代別に保健指導のポイントを説明。勤労や生活の形態が多様化している社会状況を踏まえ、午後の作業効率低下を避けたい場合は20~30分程度の昼寝を推奨するなど、夜間以外の時間帯の睡眠にも言及する。

厚労省は3月末に指針を策定し、4月の施行を目指す。

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