アトピー性皮膚炎は1933年にその病名が提唱され,以後,アレルギー的,非アレルギー的な機序が交互に提唱され,それぞれの病因論に基づいた治療が行われてきた歴史がある。民間療法も時代背景を反映したものが現れては,また消えている。
別項(p.47「コラム」参照)で紹介されている非ステロイド性抗炎症外用薬は,一時期ワセリンに代わる薬剤として小児科を中心に使用されたが,現在は使用されなくなった。
残り1,189文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する