厚生労働省の「2016年度衛生行政報告例の概況」によると、2016年度の人工妊娠中絶件数は16万8015件で、前年度に比べ8373件(4.7%)減少している。中絶実施率(女子人口千対)は6.5。年齢階級別では、20~24歳が12.9(前年度比2.2%減)で最も多く、次いで25~29歳が10.6(同6.7%減)だった。減少傾向は最近10年間続いている。
都道府県別でみると、実施率が最も高いのは鳥取県で、9.6。福岡県が9.2、熊本県と鹿児島県が8.6と続いた。実施率が最も低かったのは奈良県で3.7だった。続いて、埼玉県が4.0、千葉県が4.4。都道府県によって大きく差があった。
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