第一三共とあすか製薬は10月12日、抗凝固剤の「リクシアナ錠」(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物)と肝性脳症における高アンモニア血症改善薬の「リフキシマ錠」(一般名:リファキシミン)の取り違えを注意喚起する文書を公表した。
文書では、両薬の販売名が類似していることから、リフキシマ錠を処方された肝性脳症の患者に誤ってリクシアナ錠が調剤され、死亡した事例を紹介。
処方・調剤の際には販売名や効能・効果、用法・用量を確認した上で、処方時に薬剤オーダリングシステム等を使用する場合は、販売名の前に薬効を記載するなど、予防策の検討を求めた。