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亜急性に増悪する不明熱で受診した24歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(162)]

No.4882 (2017年11月18日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-11-16

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    受診の7カ月前に発熱,咳嗽,右側胸部痛が出現し,一旦は改善したが,その後も月に1日は38℃の発熱を認め,6週前からは週に1日,2週前から毎日発熱するようになった。1週前に近医を受診し,頻尿から前立腺炎が疑われ,不明熱精査目的で当院を紹介受診した。数日前から霧視を自覚。7カ月で4kg体重が減ったという。

    BMI 19.6, 体温36.7℃,脈拍103回/分(整),血圧113/73mmHg,SpO2 98%(room air)。胸腹部,四肢に異常を認めない。

    尿・一般血液・生化学検査ではCRP 3.2mg/dL以外は正常範囲。胸部X線および眼底所見を示す(図1,2)。



     研修医の診断:全身性エリテマトーデス(SLE)

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