2カ月前に腰背部痛で近医を受診した。腰椎椎間板ヘルニアとの診断にて(図1),プレガバリンにより腰痛は半分程度に改善したが,ASTおよびLDH高値を併せて指摘され,その原因精査目的で当科を紹介受診した。直近2カ月で2.5kg(4%)の体重減少を認める。
身体診察では,体温36.6℃,血圧108/64 mmHg,脈拍76回/分。右下肢L4領域のしびれを認める。一般血液・生化学検査の異常値は,Hb 10.3g/dL,MCV 100.3fL,血清蛋白γグロブリン分画9.6%(正常11%〜),AST 122U/L,LDH 977U/L。
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