厚生労働省は11日、添付文書改訂指示を発出した。
骨粗鬆症治療薬の「テリボン」と「フォルテオ」では、「重大な副作用」の「ショック、アナフィラキシー」の項を「ショック」と「アナフィラキシー」に分け、「ショック」の項に「意識消失」を追記。その上で、「一過性の急激な血圧低下に伴い、意識消失を生じ、心停止、呼吸停止を来した症例も報告されている」ことを加えた。「フォルテオ」については、直近1年度の国内副作用として、心停止、呼吸停止関連の死亡が1例報告されている。
経口FXa阻害薬の「リクシアナ」では、「重大な副作用」の項に「間質性肺疾患」を追記。直近3年度の国内副作用として同疾患関連で因果関係が否定できない死亡が1例報告されている。
抗悪性腫瘍薬の「レンビマ」では「重大な副作用」の項に「急性胆嚢炎」を追記。直近3年度の国内副作用として、同疾患関連で死亡が2例報告されている。