2045年にはすべての都道府県で65歳以上人口が総人口の30%を超える─。国立社会保障・人口問題研究所は30日、「日本の地域別将来推計人口(2018年推計)」を公表した。
同推計は、2015~45年の5年ごとの30年間を推計期間とし、各都道府県と市区町村を対象に実施(福島県は県全体のみ)。15年の「国勢調査報告」を基に、コーホート要因法を用いて推計した。
推計結果によると、65歳以上人口が総人口に占める割合は45年には全都道府県で30%を超える。45年に65歳以上人口の割合が最も大きいのは秋田県で50.1%に上る。次いで、青森県(46.8%)、福島県(44.2%)。最も小さいのは東京都(30.7%)で、沖縄県(31.4%)、愛知県(33.1%)と続く。なお、15年に30%を超える都道府県は秋田県(33.8%)、高知県(32.9%)、島根県(32.5%)など13県。地域ブロック別では、北海道、東北、中国、四国で年齢構成の高齢化が進む市区町村の割合が高い。