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在宅癌化学療法

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-10
久保田 馨 (日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授)
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  • ■導入の考え方

    ほとんどの癌化学療法は,外来での施行が可能である。

    化学療法の目的が明確にされ,患者本人,家族と医療従事者が共有している。

    発熱性好中球減少,間質性肺炎など,生命に関わる有害事象の自覚症状,対処法についての患者本人,家族の理解が確認できている。

    ■状態の把握・アセスメント

    【フィジカル】

    performance status(PS)良好であること。

    経口摂取が可能であること。

    主要な臓器機能が保たれていること。

    患者,家族が薬剤の管理ができること。

    【介護力】

    化学療法の目的について理解していること。

    有害事象とその対処法について理解していること。

    特に患者が高齢の場合は,家族が上記について理解しておくことが重要である。

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