編集: | 内山真一郎(東京女子医科大学神経内科主任教授) |
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判型: | B5判 |
頁数: | 208頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2013年04月25日 |
ISBN: | 978-4-7849-6425-3 |
付録: | - |
死亡や身体障害の最大の原因である脳卒中の急性期診療は時間との戦いです!脳梗塞、脳出血、くも膜下出血を鑑別し、速やかに治療を開始しなくてはなりません。だからこそ、脳卒中の治療と予防には病診連携によるシームレスな医療が必要不可欠です。また、一過性脳虚血発作(TIA)は短時間で自然に症状が消失するため見逃されがちですが、TIAは発症直後ほど脳卒中を発症しやすいので、発症後早期のTIAは救急疾患として対処すべきです。臨床の第一線に立つジェネラリストはこれらにどう対応すればよいのか?予防と治療の水際作戦とは?その全容がコンパクトにまとめられたジェネラリスト必携の1冊!
第1章 脳卒中の診方
01. どんなとき脳卒中を疑うか?
02.脳卒中の種類と見わけ方
03.脳卒中は時代とともにどう変わったか?
04.脳卒中の危険因子は何か?
05.脳卒中の予防法
06.脳ドックの活用法
07.脳卒中の画像診断
第2章 脳梗塞の診方
08.脳梗塞の種類と見わけ方
09.アテローム血栓性脳梗塞とは?
10.ラクナ梗塞とは?
11.心原性脳塞栓症とは?
12.特殊な原因の脳梗塞
13.脳梗塞の急性期治療
14.脳梗塞の慢性期治療
第3章 一過性脳虚血発作の診方
15.一過性脳虚血発作とは?
16.一過性脳虚血発作は救急疾患か?
17.急性脳血管症候群とは?
18.一過性脳虚血発作の緊急対応
19.一過性脳虚血発作の予防対策
20.TIAクリニックとは?
第4章 脳出血の診方
21.脳出血の原因と疫学
22.脳出血の手術適応と手術法
23.脳出血の内科的治療
第5章 くも膜下出血の診方
24.くも膜下出血の原因と危険因子
25.くも膜下出血の症状と診断法
26.くも膜下出血の治療と予後
第6章 ジェネラリストが知っておきたい予備知識
27.未破裂脳動脈瘤をどう治療するか?
28.脳卒中のリハビリテーション
29.脳卒中と認知症の関係は?
30.脳卒中者の介護サービス
column 脳卒中後痙縮とボツリヌス療法