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■NEWS 3割超がインフルワクチン確保に苦心─大阪府保険医協会調査

登録日: 2018-10-12

最終更新日: 2018-10-12

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厚生労働省は今季のインフルエンザワクチンについて、国内4社の製造量は約2650万本(1mL=1本換算)で、昨季使用量(2495万本)を上回り、10月当初には例年並みの1000万本程度が供給される、との見通しを発表している。しかし大阪府保険医協会が10月1~5日に会員医療機関に向けて実施したアンケート調査の結果(速報値)では、ワクチンの確保に苦心する現場の声が一定数寄せられている。

アンケート調査は大阪府保険医協会が約4000の会員医療機関にFAXを送付。有効回答数は4日現在で約550(13.8%)。

インフルエンザワクチンの接種開始時期については、76.9%が昨年と「同じ」と回答。昨年に比べ「遅い」は9.8%で「早い」の8.4%を上回った。

ワクチンの入荷時期については、「メドが立たない」が26.5%に上り、「既に入荷」は32.5%、「予定通り入荷」は43.6%だった。ただ、「既に入荷」「予定通り」と回答した医療機関からも「納入量が少ない」「今後は不明」といった声が寄せられており、「メドが立たない」「納入量が少ない」を合わせて3割超(33.5%)が入荷状況に不安を抱いていることが窺われる結果となった。

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