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咳嗽,息切れを主訴に受診した62歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(196)]

No.4956 (2019年04月20日発行) P.1

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

内田 瞬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-04-18

最終更新日: 2019-04-17

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4カ月前から咳嗽が出現。近医で抗菌薬や鎮咳薬を処方されたが効果なく,息切れも出現したため7月下旬に当科を紹介受診した。1年前の同時期にも遷延性の咳嗽がみられ,慢性好酸球性肺炎の診断のもとにプレドニゾロンで加療されている。この1年で新たに開始した薬剤はない。喫煙歴は10本/日×32年(10年前から禁煙)。

身体診察では体温36.9℃,血圧124/76 mmHg,脈拍98回/分,呼吸数28回/分,SpO2(room air)93%。胸部聴診は正常範囲。

一般血液・生化学検査はCRP 2.6mg/dLを除き,WBC 8800/μL(Eo 3.7%)を含めて正常範囲である。

胸部X線写真(図1)を示す。



研修医の診断:気管支喘息

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