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緩徐進行性の下腿浮腫と階段の降りづらさを訴える57歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(211)]

No.4989 (2019年12月07日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2019-12-05

最終更新日: 2019-12-04

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6年前より左足関節周囲に出現した浮腫が緩徐に膝関節まで拡大するとともに,階段の降りづらさを感じるようになった。1年前より右下肢にも同様の症状が出現したために当科を受診。既往歴は高血圧,逆流性食道炎,早期大腸癌。内服薬はニフェジピン®,ドキサゾシン®,ネキシウム®

身体診察で両下腿の非圧痕性浮腫(図1)と両足関節の可動域制限を認めるが,発赤,熱感,圧痛はない。神経学的所見は正常範囲。

血液検査の異常はCRP 2.76mg/dLのみ。



研修医の診断:リンパ浮腫

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