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特集:高齢者で増加している急性骨髄性白血病

No.5037 (2020年11月07日発行) P.19

監修: 清井 仁 (名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学教授)

登録日: 2020-11-06

最終更新日: 2020-11-04

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監修:清井 仁(名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学教授)

■監修のことば

本特集は高齢者急性骨髄性白血病(AML)診療における留意点を診断手順,治療,在宅・緩和療法別にそれぞれの専門家に解説して頂いた。高齢化社会となる中で,高齢者白血病患者が増加しているのは事実であるが,AMLの発症年齢中央値は60~65歳であることから,AML患者の半数は高齢者に該当する。また,近年のがん治療成績の向上から,一度は他のがんを抗癌剤治療や放射線治療によって克服した後に発症する二次性のAMLも増加傾向にある。高齢者AML患者においては,白血病細胞や合併症・既存症に基づく適切な治療選択や対症療法がQOLを維持していく上でも特に重要となる。本特集が日常診療の参考になれば幸いである。

■目次

1 治療選択につながる高齢者急性骨髄性白血病の診断手順
臼杵憲祐(NTT東日本関東病院血液内科部長)

2 高齢者急性骨髄性白血病に対する治療と合併症対策
山内高弘(福井大学医学部血液・腫瘍内科教授)

3 血液悪性疾患患者に対する在宅療法,緩和療法
伊藤達也(西大須 伊藤内科・血液内科院長)

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