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慢性疾患ケアモデルを用いた日常診療の振り返り(4)─地方の診療所での一例[プライマリ・ケアの理論と実践(100)]

No.5063 (2021年05月08日発行) P.12

下斗米 英 (名古屋大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 猛 (名古屋大学医学部附属病院卒後臨床研修・キャリア形成支援センター/総合診療科)

登録日: 2021-05-06

最終更新日: 2021-04-30

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SUMMARY
外勤先の診療所で前任者から2型糖尿病患者を引き継ぎ上手く治療継続できている。その理由を慢性疾患ケアモデルを用いて振り返ると,良かった点,改善点が明らかになり,今後の診療の質を上げる可能性を見出した。

KEYWORD
慢性疾患ケアモデル
慢性疾患ケアモデルを用いて外来診療を見直すことで,単純な薬物療法だけにとどまらない,より質の高い診療や地域ぐるみの健康増進が行えるようになるかもしれない。

下斗米 英(名古屋大学医学部附属病院総合診療科)

PROFILE
福井大学医学部卒,名古屋大学医学部附属病院初期研修後,名古屋大学医学部附属病院総合診療科に入局し後期研修中。

POLICY・座右の銘
不撓不屈。自分は要領が良いほうではありませんが,大変な状況下でも折れない心が私の強みです。

1 セッティング

外勤先の診療所は市と大学の官学連携で運営されており,大学病院から医師が派遣され毎週火曜日と木曜日の週2日だけが診療日である。私は木曜日の担当であり,火曜日には別の医師が勤務している。基本的には医師1名と看護師3名,事務1名で業務をしており,患者層は近所の高齢者がほとんどである。

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