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閉経後骨粗鬆症[私の治療]

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  • ▶治療の実際

    いずれの薬物治療においてもカルシウムやビタミンDの補充に留意する(サプリメントの併用でも可)。エディロール®(エルデカルシトール)処方によりビタミンDを補充する場合には,高カルシウム血症に注意して3~6カ月ごとに血清カルシウム値を測定する。

    【70歳未満で骨折リスクが高くない場合】

    一手目 :エビスタ®60mg錠(ラロキシフェン塩酸塩)1回1錠1日1回(食後),またはビビアント®20mg錠(バゼドキシフェン酢酸塩)1回1錠1日1回(食後),またはエディロール®0.75μgカプセル(エルデカルシトール)1回1カプセル1日1回(食後)

    【70歳以上もしくは骨折リスクが高い場合】

    導入としては,ビスホスホネートのmonthly製剤が使いやすい。服薬コンプライアンスや骨密度増加不良,重症骨粗鬆症例では注射薬の選択も考慮する。

    一手目 :ボノテオ®50mg錠(ミノドロン酸水和物)もしくはリカルボン®50mg錠(ミノドロン酸水和物)1回1錠4週または月に1回(起床空腹時),またはベネット®75mg錠(リセドロン酸ナトリウム水和物)1回1錠4週または月に1回(起床空腹時),またはボンビバ®100mg錠(イバンドロン酸ナトリウム水和物)1回1錠4週または月に1回(起床空腹時)

    二手目 :〈処方変更〉ボナロン®注(アレンドロン酸ナトリウム水和物)4週に1回900μg(点滴静注),またはボンビバ® 注(イバンドロン酸ナトリウム水和物)1カ月に1回1mg(静注),またはプラリア®注(デノスマブ)6カ月に1回60mg(皮下注),またはリクラスト®注(ゾレドロン酸水和物)1年に1回5mg(点滴静注)

    三手目 :〈処方変更〉テリボン®注(テリパラチド酢酸塩)週に1回56.5μg(皮下注),またはイベニティ®注(ロモソズマブ)1カ月に1回210mg(皮下注)

    【60歳未満で更年期障害を伴う場合】

    子宮を有する場合は,必ず黄体ホルモンを併用する。皮膚が過敏でなければ,外用薬のほうが血栓塞栓症リスクの点で有利であるが,調節性に乏しい。

    一手目 :ジュリナ®0.5mg錠(エストラジオール)1回1錠1日1回(夕食後),デュファストン®5mg錠(ジドロゲステロン)1回1錠1日1回(夕食後)併用

    二手目 :〈処方変更〉ウェールナラ®配合錠(エストラジオール・レボノルゲストレル)1回1錠1日1回(夕食後)

    三手目 :〈処方変更〉メノエイド®コンビパッチ(エストラジオール・酢酸ノルエチステロン)1回1枚3~4日ごと(下腹部に貼付),またはエストラーナ®テープ(エストラジオール)1回1枚(0.72mg)2日ごと(下腹部に貼付)

    【参考資料】

    ▶ 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版.ライフサイエンス出版, 2015.
    http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf

    ▶ 日本産科婦人科学会, 他, 編:ホルモン補充療法ガイドライン2017年版. 日本産科婦人科学会, 2017.

    石谷 健(北里大学北里研究所病院婦人科副部長)

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