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1年前からの繰り返す異常行動を 主訴に受診した24歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(135)]

No.4823 (2016年10月01日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

佐藤恵里 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-10-05

最終更新日: 2016-10-06

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  • 1年ほど前の夕方の会議中に,耐えがたい眠気と両下肢の落ち着かない感じが出現し,いてもたってもいられず大声で叫んでしまったと言う。休憩室で約10分休んだところ,これらの症状は消失した。その1カ月後,および受診1カ月前の夕方にも職場で同様の症状が出現し,大声をあげて廊下を走るなどの行動がみられたが,いずれも15〜20分で自然軽快した。

    症状出現時の意識は朦朧としているが,記憶はある。この1年で体重が7〜8kg増えた。食事や運動量に変化はない。身体診察では明らかな異常を認めない。

    頭部MRI写真を図1に示す。


     研修医の診断:側頭葉てんかん

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