株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

貧血と高グロブリン血症を認めた67歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(289)]

No.5162 (2023年04月01日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鈴木慎吾 (千葉中央メディカルセンター内科)

磯山邦彦 (千葉中央メディカルセンター循環器内科)

上原広嗣 (千葉中央メディカルセンター消化器内科)

山下志保 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2023-03-30

最終更新日: 2023-03-29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


心不全で循環器内科に入院中。貧血と高グロブリン血症に関して当科に相談があった。

既往歴はシェーグレン症候群,心房細動,三尖弁閉鎖不全症,僧帽弁閉鎖不全症。

体温36.6℃,血圧102/64mmHg,脈拍78回/分(不整),呼吸数14回/分。身体診察では以前から指摘されている心雑音以外に特記所見なし。

主な検査値は,Hb 9.9g/dL(MCV100fL),TP 7.6g/dL,ALB 2.9g/dL,IgG 10194mg/dL(基準値870~1700),IgA 22mg/dL(基準値110~410),IgM 4mg/dL(基準値35~220)。血清蛋白分画を示す(図1)。

研修医の診断:多発性骨髄腫

プレミアム会員向けコンテンツです(最新の記事のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

関連物件情報

もっと見る

page top