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心電図誘導の世界観/Viewpoint of ECG leads[Dr.ヒロの学び直し!心電図塾(第42回)]

No.5202 (2024年01月06日発行) P.8

Dr.ヒロ|杉山裕章

登録日: 2024-01-05

最終更新日: 2023-12-27

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皆さま,あけましておめでとうございます。2024年一発目の原稿を晴れ晴れとした気持ちで記しております。

2024年は,“心電計の父”アイントーベン(Willem Einthoven)がノーベル医学生理学賞を受賞してちょうど100年目の年です。“その後”を劇的に変え,しかも,ここまで長きにわたって医療現場で愛される検査機器が他にあるでしょうか。

そんな器械に魅了され,楽しく活かすための学びを提案する活動にDr.ヒロは今年も邁進したいと思います。応援のほど,よろしくお願いいたします。

▶心電図のエッセンスと誘導

今年も基本を大事に講義していきたいと思いますが,あらためて「心電図」とはどんなものでしたか?

心臓内を刺激が伝導した結果,ダイナミックな収縮や拡張が生じます。“デンキ(電気)→ウゴキ(活動)”という一連の様子を観察し,一枚の“静止画”として波の形で表現したものが心電図です。

心臓の様子を観察するといっても,ランダムな場所から好き勝手に行うのではなく,“定点観測”が基本です。この観測点は「誘導」(lead)という言葉に置き換えることができ,今回は,その“世界観”として,これらの持つ意味を解説していきましょう。

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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