厚生労働省の指定難病検討委員会(千葉勉委員長)は23日、難病医療法に基づき医療費を助成する「指定難病」の第2次実施分の選定に向けた議論を開始した。検討対象となるのは、同省研究班で研究された難病および小児慢性特定疾病など約600疾患。3月までに候補となる約200疾患を選定する。
指定難病への助成は今年1月、難病医療法の施行に伴い、第1次実施分の110疾患で始まっている。同省は今夏までに第1次実施分と合わせて計300疾患程度を助成対象とする方針。今回検討対象とならなかった疾患も今後の研究で必要な情報が得られ次第、同委員会で検討する。