厚生労働省は4日、抗てんかん薬、双極性障害治療薬「ラミクタール錠」(一般名=ラモトリギン)について、重篤な皮膚障害が発現し死亡に至った症例が報告されていることを踏まえ、添付文書の「使用上の注意」を改訂するとともに、「安全性速報」により医療関係者に対し速やかに注意喚起を行うよう、製造販売業者に指示した。
注意喚起のポイントは、(1)用法・用量を遵守する、(2)発疹発現時には早期に皮膚科専門医に相談し適切な処置を行う、発疹に加え発熱、眼充血、口唇・口腔粘膜のびらん等の症状が現れた場合は直ちに投与を中止する、(3)患者・家族に対し、皮膚障害の初期症状が現れた場合は直ちに受診するよう指導する─などの4点。