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医療分科会「最終報告書の内容不十分」 - 群馬大死亡事故

No.4742 (2015年03月14日発行) P.8

登録日: 2015-03-14

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群馬大附属病院で発生した腹腔鏡手術による一連の患者死亡問題を巡り、厚生労働省の社会保障審議会医療分科会は9日、野島美久病院長をはじめとする幹部6名からヒアリングを実施した。
病院側は3日に公表された最終調査報告書を基にこれまでの経過や医療安全の体制、再発防止策について説明。委員からは「死亡例が8例続いたにもかかわらずなぜ問題として認識されなかったのか」「最終報告書の内容が不十分」などの厳しい指摘が相次ぎ、今後の審議に必要があれば追加の資料提出を求める方針だ。
医療分科会では、集中治療室で鎮静剤を投与された男児が死亡した東京女子医大病院からも2月23日にヒアリングを実施。次回3月27日の会合で、両病院における特定機能病院の承認取消しについて審議を開始する予定。

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