中学生の2割以上が24時以降に就寝することが4月30日、文科省が発表した生活習慣に関する初の全国調査で明らかになった。
調査は2014年11月、全国の小学5年生から高校3年生を対象に実施し、約2万3000人から回答を得た。
翌日に学校がある日の場合、小学生では49.2%が22時までに就寝していた。一方、中学生では24時以降に就寝する者が22.0%で、高校生では47.0%に上った。睡眠時間が「十分ではない」とする割合は、小学生が14.9%だったのに対し、中学生が24.8%、高校生が31.5%だった。
学校がある日とない日で起床時間が2時間以上ずれることがよくある者は「午前中、授業中にもかかわらず眠くて仕方がないことがよくある」との回答が34.1%と、それ以外に比べ高かった。
放課後の仮眠(30分以上)の有無を尋ねたところ、小学生では「よくある」「時々ある」は計20.9%だったが、中学生では計38.4%、高校生では計44.5%と増加。仮眠をよくとる者ほど、「午前中に調子が悪い」とする割合が高い傾向がみられた。
朝食を毎日食べる割合は、小学生で89.3%、中学生では86.3%、高校生では81.9%と、学校段階が上がるにつれ減少していた。