【Q】
分類不能の末梢性T細胞リンパ腫(peripheral T-cell lymphoma,not otherwise specified:PTCL-NOS)がcyclophosphamide,doxorubicin,vincristine,prednisoloneとetoposideによるCHOEP療法に反応しない場合の救援療法,特にリンパ腫がCCR4陰性の場合に選択すべき治療をご教示下さい。島根大学・鈴木律朗先生にお願いします。【A】
アントラサイクリンを含む化学療法に抵抗性のPTCL-NOSの治療法は悩ましいところです。doxorubicinが多剤耐性P糖蛋白の発現を誘導することも言われており,NK細胞リンパ腫と同様に考えることも必要です。