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超音波気管支鏡

No.4730 (2014年12月20日発行) P.49

清水哲男 (日本大学内科学系呼吸器内科)

登録日: 2014-12-20

最終更新日: 2016-10-26

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呼吸器疾患の診断において肺生検を行う頻度は高く,多くの場合は気管支鏡下で生検を行う。気管支鏡は局所麻酔下で行え,合併症が少ないことから広く行われている。しかし,肺門や縦隔のリンパ節病変,肺野末梢の小型病変については気管支鏡下生検が困難なことが多く,十分な診断率は得られていなかった。
近年,超音波の気管支鏡への応用が進んでおり,肺門・縦隔のリンパ節病変に対するEBUS-TBNA(endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration)と肺野末梢病変に対するEBUS-GS(endobronchial ultrasonography using a guide sheath)が開発された。
EBUS-TBNAはリアルタイムに超音波画像を見ながらリンパ節を穿刺することができる。肺門・縦隔のリンパ節病変の診断に高い感度と特異度を認め(文献1),侵襲も少ないことから,肺癌の縦隔リンパ節転移の診断において縦隔鏡に代わる検査になってきている。
EBUS-GSは超音波画像で肺野末梢の病変部にガイドシースが到達しているかを確認し,ガイドシースを用いて気管支鏡下で生検を行う。従来のX線透視のみで確認して行う気管支鏡下生検に比べて,肺野末梢小型病変における診断率の向上を認めている(文献2)。

【文献】


1) Yasufuku K, et al:Chest. 2006;130(3):710-8.
2) Kurimoto N, et al:Chest. 2004;126(3):959-65.

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