No.4831 (2016年11月26日発行) P.17
登録日: 2016-11-21
最終更新日: 2016-11-21
NPO法人HOPEプロジェクトが昨年行った、10年以内にがんの看取りを経験した遺族200人の調査によると、緩和ケア病棟の利用率は12%。利用した患者のうち、亡くなる前1カ月の利用日数は、「21日以上」が36%と最も多い。利用しなかった理由は、「必要なかった」「本人が希望しなかった」「紹介されなかった」など。緩和ケア外来の利用率も16%と低い。
厚生労働省の「がん等における緩和ケアの更なる推進に関する検討会」では、緩和ケアという言葉に患者が抵抗感を示すという問題も指摘されており、医療従事者・患者双方で緩和ケアに対する認知度の向上が望まれる。
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