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頭痛,悪心,霧視を呈した89歳女性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(139)]

No.4832 (2016年12月03日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

廣瀬裕太 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-12-01

最終更新日: 2016-11-28

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  • 夕方頃より,悪心,霧視 (右眼),および右眼窩から側頭部にかけての持続的な痛みが出現したため,同日に当科を時間外受診した。頭痛の程度は過去に経験がないほど強い。既往歴に高血圧症があり,アムロジピンを内服している。

    体温36.1℃,血圧178/76mmHg,脈拍92回/分(整)。意識清明。右眼の結膜充血および角膜混濁を認める(図1)。右瞳孔径は6mmで対光反射は緩慢。その他の神経学的異常は髄膜刺激徴候を含めて認めない。

    研修医の診断:くも膜下出血

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