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食後の口腔内の痒みと顔面腫脹を訴えた38歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(101)]

No.4749 (2015年05月02日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鈴木慎吾 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

廣田悠祐 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

山下智子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-20

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  • 6年前から食後5分ほどで,口腔内の痒み,鼻閉感,呼吸困難,動悸や,顔面の発赤・腫脹(図1)を認めることがあった。発作の頻度は年1〜2回で,春から夏にかけて生じる。

    各発作の直前に摂取した食物は,梅干し,サクランボ,モモ,プラムのいずれかであった。バナナなどその他の果物で発作は起こらなかった。

    同発作により救急車で搬送され,アナフィラキシーと診断されたこともある。以来,エピペン1397904493を処方されているが,アレルゲン特定目的で当部を紹介受診した。

    既往歴として13年前から花粉症があり,4〜6月の間,抗ヒスタミン薬やステロイドを内服している。

    受診時は無症状で,身体診察および一般血液検査に異常を認めない。


    研修医の診断:食物アレルギー

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