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繰り返す背部の激痛を訴えた66歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(112)]

No.4773 (2015年10月17日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

寺田和彦 (君津中央病院総合診療科)

高田俊彦 (君津中央病院総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-10

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  • 2週前から背部の激痛発作を,ほぼ毎日繰り返すため当部を紹介受診した。背部正中が誘因なく痛み出し,30分ほどでピークに達し,約2時間で自然消失するという。発作中の心電図は正常。アスピリン喘息の既往があり,キュバール1397904493を吸入している。家族歴,生活歴に特記事項なし。

    受診時は無症状で,身体診察でも異常を認めない。

    一般血液・生化学検査ではWBC 11000/μL(好中球80%,好酸球6%)であった。

    前医で施行された上部消化管内視鏡(食道)を示す(図1)。


    研修医の診断:胸椎椎間板ヘルニア

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