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2カ月前から増悪する背部痛を主訴に受診した54歳女性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(142)]

No.4839 (2017年01月21日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-01-19

最終更新日: 2017-01-17

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  • 2カ月前から徐々に増悪する背部痛のため当科を受診した。痛みは持続性で安静臥位によって改善しない。日常生活に支障はないが,就寝中に痛みが顕著に悪化し,週に数回,夜中に覚醒するようになった。半年前の腹部超音波検査は正常範囲。体重に変化なく,既往歴,生活歴に特記事項なし。

    身体診察では体温36.2℃,血圧124/86mmHg,脈拍76回/分。背部に圧痛や叩打痛を認めず,体幹の前後屈,側屈で痛みの増悪もない。

    一般血液・生化学検査は正常範囲。腰椎単純X線を示す(図1)。

    研修医の診断:変形性脊椎症

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