厚生労働省は3月21日付で、催眠鎮静薬、抗不安薬、抗てんかん薬等として使用されるベンゾジアゼピン受容体作動薬等の医薬品44成分について、承認用量の範囲内においても連用により薬物依存が生じる恐れがあるとして、日本製薬団体連合会に対し、「使用上の注意」の改訂を指示した。
催眠鎮静薬または抗不安薬として使用する場合には、漫然とした継続投与による長期使用を避けるよう明記。承認用量の範囲内においても、連用中の投与量の急激な減少や中止によって原疾患の悪化や離脱症状が表れることにも触れ、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うよう求めている。