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特集:実地医家のための虐待医学

No.4770 (2015年09月26日発行) P.17

奥山眞紀子 (国立成育医療研究センター特命副院長/こころの診療部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-10

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監修:奥山眞紀子

子ども虐待は,子どもを命の危険に陥れるのみならず,心身の健全育成を阻害し,次世代に影響を及ぼす重大な健康問題であり,医療の現場はその予防や発見および支援に重要な場である。しかし,医療は役割を十分に果たしているとは言いがたい。背景には,子ども虐待に関わる難しさがある。
本特集では,実地医家の先生方に関わって頂くことが期待されている,地域での虐待予防,虐待の早期発見のポイント,発見後の対応に関して,先駆的に取り組んできた医師にご執筆をお願いした。まだ,なじみの薄い分野かもしれないが,医療だけでは子どもを救えないことを意識し,他機関との連携の中で医療としての役割を果たして頂けることを期待する。

1 地域での子ども虐待予防
井上小児科医院院長 井上登生

2 日常診療における虐待早期発見のポイント
特定非営利活動法人チャイルドファーストジャパン理事長 山田不二子

3 子ども虐待の対応とその根拠
国立成育医療研究センター特命副院長/こころの診療部長 奥山眞紀子

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