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繰り返す両顎の痛みを主訴に受診した74歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(72)]

No.4686 (2014年02月15日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療部)

廣田悠祐 (千葉大学医学部附属病院総合診療部)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療部)

山下智子 (千葉大学医学部附属病院総合診療部)

池上亜希子 (千葉大学医学部附属病院総合診療部)

登録日: 2014-02-15

最終更新日: 2017-09-15

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  • ◆考えるヒント:今回は common

    7カ月前の午前2時頃,両顎の痛みで目が覚めた。痛みは15分ほどで消失し再入眠したが,午前5時頃にも同様の症状が出現。近医でロキソプロフェンを処方されたが,その後も症状を繰り返した。4カ月前に総合病院循環器内科に入院し,頭頸部MRIや冠動脈CTを施行されたが異常を認めず,精査目的で当部紹介となった。

    痛みは2〜20分ほど持続し,1日数回の頻度で,特に夜間から明け方に出現する。痛みの範囲は下顎から両側顎関節で(図1),頸部や両肩に放散することがある。労作や食事を含めて誘因はない。既往歴は高血圧,僧帽弁・三尖弁閉鎖不全症,心房細動,脂質異常症で,カンデサルタン,スピロノラクトン,アゾセミド,ビソプロロール,リバーロキサバン,ジゴキシン,ロスバスタチンを内服している。

    一般血液・生化学所見は正常範囲。


    研修医の診断:顎関節症

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