市町村が対策型検診として実施するがん検診について、国は「健康日本21(第2次)」で、2016年度までにがん検診受診率を50%にすることを目標に掲げている。無料クーポンの配布など、市町村によるキャンペーンの効果もあり、がん検診の受診率は上昇傾向にあるものの、2016年のがん検診の受診率は、男性の肺がん検診を除けば軒並み30〜40%台にとどまっており、目標は未達成の状況にある。
これを踏まえ、10月に閣議決定された「第3期がん対策推進基本計画」(計画期間:2017〜22年度)では、検診受診率を「全てのがん種」で50%にする目標が改めて掲げられた。
残り26文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する