日本消化器病学会関連研究会の慢性便秘の診断・治療研究会が、10月に『慢性便秘症診療ガイドライン』を発刊した。慢性便秘症の患者は高齢化と共に増えているとみられるが、わが国で便秘症に関するガイドラインが発刊されたのは初めてのことだ。
ガイドラインでは、国際的な診断基準(次頁表1)とは別に、便秘を「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義した。定義のような状態が続くために日常生活に支障が出ていれば治療することを勧めている。
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