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平均寿命のトップ、男性は滋賀、女性は2回連続で長野【都道府県別生命表】

登録日: 2017-12-14

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厚生労働省は13日、「2015年都道府県別生命表の概況」を公表した。都道府県別の平均寿命は、男性は滋賀の81.78歳、女性は長野の87.675歳が最も高かった。女性で長野がトップとなるのは2回連続。男性では、1992年の調査から長野が5回連続でトップだったが、今回は81.75歳で、2位となった。

男性では、滋賀、長野に次いで、京都が81.40歳(前回80.21歳)で3位。女性では、長野に続き、僅差で岡山の87.673歳(同86.93歳)が2位、次いで島根が87.64歳(同87.07歳)だった。男女とも最も低かったのは青森県。男性で78.67歳(同77.28歳)、女性で85.93歳(同85.34歳)だった。全国平均は、男性で80.77歳(同79.59歳)、女性は87.01歳(同86.35歳)。平均寿命が最も高い都道府県と最も低い都道府県との差は男性3.11年(同3.60年)、女性1.74年(同1.84年)で、年々縮まっている。

前回調査と比較すると、男女とも全都道府県で平均寿命が延びていることが判明。具体的に男性では、長崎1.50年、山口1.48年、青森1.39年、女性では鳥取1.19年、群馬0.93年、兵庫0.93年延びている。男性で延びが大きかった3県について厚労省は、全国の変化と比べて長崎は自殺と肺炎、山口では脳血管疾患と心疾患(高血圧性を除く)、青森では心疾患(高血圧性を除く)と自殺が低下していると指摘。女性で延びが大きかった3県については、鳥取では悪性新生物、群馬では悪性新生物と肺炎、兵庫では不慮の事故が低下しているとした。

都道府県別生命表は、死亡状況を都道府県単位で比較分析することを目的として、国勢調査による日本人人口と人口動態統計を基に5年ごとに作成している。

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