厚生労働省が2008年にまとめた慢性腎臓病(CKD)の総合対策では、かかりつけ医と専門医が連携する重要性を指摘している。
2000年以降の腎臓専門医数の推移を都道府県別にみると、ほとんどの地域が増加傾向にあるものの、横ばいの地域(青森、岩手、栃木、岐阜、鳥取、島根、山口、愛媛)や、減少している地域(秋田、福島、三重、奈良、和歌山)もある。
2017年時点で専門医数が10人に満たないのは島根3人、鳥取と佐賀6人、宮崎と山口と高知8人、岩手9人の7県。専門医の偏在により連携が困難な地域があり、地域の実情に応じた対策が求められる。
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