第1章 精神科医の「うつ状態」の診立て方を知っておこう !\
01 「うつ状態」とは?
02 どのようにして「うつ状態」を疑えばよいか?
03 「うつ状態」でみられる身体症状と頻度
04 「うつ状態」を点数化する道具
05 「うつ状態」を呈する身体疾患
06 操作的診断と従来診断の違い
07 国際疾病分類の中での「うつ状態」
08 「うつ状態」を示す精神疾患
09 「うつ状態」に対する検査
10 ジェネラリストが専門医に紹介するタイミング
第2章 押さえておきたい身体疾患等による「うつ状態」
11 身体疾患を持つ人の「うつ状態」
12 がんに伴う「うつ状態」
13 脳血管障害・パーキンソン病と「うつ状態」─高齢者を中心に
14 認知症と「うつ状態」─高齢者を中心に
15 薬剤による「うつ状態」─①インターフェロンによる「うつ状態」を中心に
16 薬剤による「うつ状態」─②ステロイドなどによる「うつ状態」
第3章 押さえておきたい精神疾患に伴う「うつ状態」
17 社会と精神疾患
18 従来型と現代風なうつ病
19 双極性障害─①双極Ⅰ型障害とⅡ型障害との違い
20 双極性障害─②双極Ⅱ型障害の症例を中心に
21 不安障害に伴う「うつ状態」
22 ビジネスマンに多い職場結合性気分障害
23 高機能発達障害と「うつ状態」
24 統合失調症の「うつ状態」
第4章 押さえておきたい職場・学校・家庭における「うつ状態」
25 「うつ状態」へのメンタルヘルス対策
26 「うつ状態」の職場復帰支援─①休職?復職可否の判断
27 「うつ状態」の職場復帰支援─②復職時および復職後の注意点
28 「うつ状態」の職場復帰支援─③気分障害以外の精神疾患の復職支援の注意点
29 労災と「うつ状態」
30 児童青年期の「うつ状態」
31 女性や主婦の「うつ状態」
32 「うつ状態」への家族の役割と対応
第5章 「うつ状態」の治療はどうする?
33 休職中の過ごし方と生活指導
34 「うつ状態」の薬物療法
35 「うつ状態」の心理療法
36 その他の治療法
37 精神科の外来治療と入院治療
38 再燃と再発,いつまで治療を行うのか?
39 医師自身のストレスケア─「うつ状態」にならないために
Column
1 精神科医とはどのような医師? ─心療内科との違い
2 自殺の危険率,自傷行為と過量服薬
3 生体リズムとその障害
4 離脱症候群(withdrawal syndrome)
Topics
1 DSM-5,ICD-11について
2 地域連携パスの利用
3 うつ病の社会的コスト
4 「うつ病リワーク研究会」
5 activation syndromeと抗うつ薬投与