編集: | 佐藤幸人(兵庫県立尼崎病院循環器内科部長) |
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判型: | B5判 |
頁数: | 232頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2014年02月25日 |
ISBN: | 978-4-7849-6430-7 |
付録: | - |
ガイドラインに掲載されている多くの記述の中から、プライマリケアと多職種介入チーム医療の観点より、ジェネラリストに必要な診療指針として役立つ部分だけを、わかりやすく読めるよう企画・構成。
心不全診療について、プライマリケア向けでわかりやすい本、しかもチーム医療のことも押さえた本がない!ということでから、「これを読めばゼッタイ答えがみつかる」をキーワードに編集しました!
「キモ」をきっちりと押さえつつ、きめ細やかに解説。これを読めば心不全診療のグレードアップ間違いなし!
本書119〜125頁、「血管拡張薬─硝酸薬,カルペリチドの使い方」の項目は冊子体のみでの収載となります。電子書籍をご購入され該当頁をご覧になりたい方は大変お手数ですが、03-3292-1555(販売)までお電話ください。
第1章 押さえておこう! 治療に直結する心不全の病態と概念
1 心不全の疫学データの読み方・考え方
2 代償機転の交感神経系の働きが心不全を悪化させる
3 代償機転のレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の働きが心不全を悪化させる
4 代償機転のバソプレシン系の働きが心不全を悪化させる
5 ナトリウム利尿ペプチド系はレニン・アンジオテンシン系,交感神経系に拮抗する
第2章 心不全の診断は?─症状,胸部X線検査,BNP,心エコーを組み合わせる!
1 心不全の自覚症状・他覚症状
2 胸部X線検査で何を見る?
3 BNP・NT-proBNPで何がわかる?
4 心エコーで診断する
第3章 慢性心不全の治療は?
A まずは薬物治療を!
1 予後改善薬─ACE阻害薬,β遮断薬の使い方
2 アルドステロン拮抗薬はどのようなときに追加するか?
3 症状改善薬─利尿薬の使い方
4 ジギタリス─最近の考え方
5 心房細動合併時の考え方
6 合併する高血圧の治療はどうする?
B 必要に応じて追加を検討する治療
1 アブレーション,CRT,CRT-D─薬物療法が奏効しないときの別メニュー
2 心臓リハビリで入院を回避する!
3 ASVで入院を回避する!
第4章 急性心不全の治療は?
1 クリニカルシナリオによる急性心不全治療って?
2 血管拡張薬─硝酸薬,カルペリチドの使い方
3 点滴強心薬─ドパミン,ドブタミンの使い方
4 補助循環(メカニカルサポート)って?
第5章 心不全の特殊な治療とは?
1 植込型補助人工心臓─補助人工心臓
2 心臓移植
第6章 心不全の治療と管理はチーム医療で!
A チームで行う心不全医療─概論
1 心不全のチーム医療とは?
2 まず,患者教育が重要です!
3 精神的ケア理論って?
4 多職種心不全カンファレンスが重要です!
5 心不全のチーム医療における患者手帳の重要性
B チームで行う心不全医療─患者さんの指導・管理の実際
1 服薬アドヒアランスが重要です!
2 生活指導の実際は? ─食塩摂取・水分の管理
3 禁煙が重要です!
4 末期心不全に認められる低栄養とは?
5 安全な入浴の条件は?
C チームで行う心不全医療─終末期
1 心不全の在宅ケアとは?
2 末期心不全に緩和ケアの可能性はあるか?