子どもの視力の低下傾向が続いている。文部科学省が3月に公表した「学校保健統計調査」によると、裸眼視力1.0未満の小学生の割合は32.5%で、過去最高となった。親の世代(30年前)と比較すると1.7倍に上る。内訳は、1.0未満0.7以上が11.5%、0.7未満0.3以上が12.3%。0.3未満は8.7%で、3年連続で増加した。
中学生でも過去最高を更新。1.0未満の者の割合は親の世代の1.5倍にまで増加し、56.3%に上る。このうち、0.3未満が26.5%を占めている。1.0未満0.7以上は11.5%、0.7未満0.3以上が18.4%だった。
高校生では前年度より減少しているものの、62.3%が1.0未満。うち0.3未満は33.9%だった。
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