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■NEWS 心不全患者の栄養管理で学会が提言を公表

No.4931 (2018年10月27日発行) P.18

登録日: 2018-10-17

最終更新日: 2018-10-17

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日本心不全学会は12日、「心不全患者における栄養評価・管理に関するステートメント」(提言)を公表した。栄養障害が心不全発症のリスクとなり、高齢心不全患者のフレイルの一因でもあると指摘するとともに、求められる栄養管理が塩分制限だけにとどまらないことを強調。心不全患者の栄養療法を巡っては、ガイドライン作成に足る科学的知見は蓄積されていないが、「根拠のない都市伝説がまことしやかに流布されてもいる」とし、現段階でのエキスパートコンセンサスを集約したとしている。

提言は、心不全、栄養学、リハビリテーション学などの専門家が参画する同学会の委員会(委員長=山本一博 鳥取大教授)が策定したもの。①心不全の栄養病態、②栄養評価、③病期に応じた栄養療法、④栄養療法における心不全チーム医療―など全7章で構成。

チーム医療の中での医師の役割については、体鬱血や神経体液因子による栄養指標の変動など、心不全の病態に応じた栄養評価を他職種のアセスメントに基づき行うこととしている。栄養療法による介入時についても、血行動態的に不安定な急性期や心不全増悪期などの状況では、医師が各栄養補給法のリスクを評価し、他職種に対応を指示すべきとした。

心不全診療における栄養療法の普及に向けては、卒前卒後を通じて臨床栄養に関する学習機会の増加が「必須である」との見解も示している。

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