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■NEWS 18年中の自殺者数2万600人―9年連続減、自殺死亡率は最低に

No.4944 (2019年01月26日発行) P.20

登録日: 2019-01-21

最終更新日: 2019-01-21

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警察庁は18日、2018年中の累計自殺者数(速報値)が2万598人だったと発表した。前年より723人(3.4%)少なく、9年連続の減少となったが、依然として2万人を超えている。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は前年比0.5ポイント減の16.3で、自殺統計が始まった1978年以降で最低を記録した。

18年の自殺者のうち、男性は1万4125人、女性は6473人で、男性が女性の2.2倍に上った。

自殺死亡率を死体が発見された都道府県別にみると、山梨(24.8)が最も高く、青森(22.0)、和歌山(21.5)などと続く。最も低かったのは徳島(12.0)で、次いで神奈川(12.2)、京都(13.2)の順となっている。

年間自殺者数は、統計史上最多となった03年(3万4427人)から約4割減った。政府は17年に閣議決定した「自殺総合対策大綱」で、26年までに自殺死亡率を15年比で30%以上減らし、他の先進諸国並みの13.0以下にする目標を掲げている。

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