10月に厚生労働省の健康局長に就任した。「健康日本21」の総論策定に携わり、2009年の新型インフルエンザ大流行時には結核感染症課長として対応に当たるなど公衆衛生のスペシャリストだ。
福島さんが医系技官となったのは、医学部時代に「患者さんが減るにはどうしたらいいか」と予防の重要性に気づいたことがきっかけ。「天の邪鬼なので、同級生のほとんどが臨床医になる中、診断と治療という医療のコアな部分の前後をやってみよう」と国立公衆衛生院(当時)の研究員に。しかし、研究を進めるうちに行政の役割が重要と感じるようになり、旧厚生省に移った。「色々な経験ができる役人の水が肌に合いました」
■
今後の重点分野として「健康づくり」「疾病対策」「感染症対策」を挙げる。
残り526文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する