株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

肺炎?喘息?それとも…[画像診断道場~実はこうだった(150)]

No.4998 (2020年02月08日発行) P.1

金井信恭 (河北総合病院救急部部長,現・東京北医療センター救急科科長)

登録日: 2020-02-06

最終更新日: 2020-02-05

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

    

21歳,女性。2日前より咳嗽が出現。受診前日に発熱,呼吸困難感が生じた。翌日,呼吸困難感が増悪し他院受診,肺炎疑いにて当院紹介。
喫煙歴:約1カ月前から喫煙開始,飲酒歴:5本/日程度・機会飲酒程度。既往歴:5歳時急性リンパ性白血病,寛解,服薬歴:市販薬(詳細不明)。
入院時現症:意識清明,体温39.2℃,血圧127/95mmHg,脈拍125/分,SpO2 99%(3Lマスク下)。呼吸音:両肺わずかに喘鳴,心音:整,心雑音なし。
来院時検査所見:WBC 27.4×103/μL,Hb 14.0g/dL,Plt 13万/μL,LDH 372IU/L,ALP 205IU/L,GOT 13IU/L,GPT 7IU/L,CPK 168IU/L,CRP 11.76mg/dL,BNP 5.8pg/mL未満,肺炎球菌尿中抗原:陰性,レジオネラ尿中抗原:陰性,マイコプラズマ抗原迅速キット:陰性

プレミアム会員向けコンテンツです(期間限定で無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top