ノバルティスファーマは8月26日、国内初となるLABA/LAMA/ICS固定用量配合喘息治療薬「エナジア吸入用カプセル」の販売を開始した。薬価は中用量1カプセル291.90円、高用量1カプセル333.40円。
エナジアは、長時間作用性β2刺激剤(LABA)のインダカテロール酢酸塩、長時間作用性抗コリン剤(LAMA)のグリコピロニウム臭化物、吸入ステロイド剤(ICS)のモメタゾンフランカルボン酸エステルの配合剤。専用の吸入器「ブリーズヘラー」による1日1回投与で気管支拡張作用・抗炎症作用を発揮するとされている。
ノバルティスファーマは、スマートフォンとの連動で日々の服薬記録機能や服薬リマインダー機能を持つブリーズへラー用センサーを医師を通じて喘息患者に提供し、「患者と医師のコミュニケーションの活性化、コントロール不十分な喘息の長期管理に貢献していきたい」としている。
同社は、エナジアと同時にLABA/ICS固定用量配合喘息治療薬「アテキュラ吸入用カプセル」も発売。ピーク時(10年後)の売上についてエナジア251億円(投与患者数55万人)、アテキュラ82億円(同31万人)と予測している。
「エナジア吸入用カプセル」の効能・効果/用法・用量
【効能・効果】気管支喘息 【用法・用量】中用量1回1カプセルを専用の吸入用器具を用いて1日1回吸入。症状に応じて高用量1回1カプセルを1日1回吸入