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早期に再燃する濾胞性リンパ腫患者に対するサルベージ療法について

No.5057 (2021年03月27日発行) P.48

矢野尊啓 (東京医療センター血液内科医長)

永井宏和 (名古屋医療センター臨床研究センター センター長)

登録日: 2021-03-29

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  • 早期に再燃する濾胞性リンパ腫患者に対するサルベージ療法はどのように行うのがよいでしょうか。自己末梢血幹細胞移植の位置づけについてもご教示下さい。名古屋医療センター・永井宏和先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    矢野尊啓 東京医療センター血液内科医長


    【回答】

     【再生検を行い形質転換の有無を確認する。救援化学療法で治療反応性が認められる若年症例では大量化学療法を検討する】

    濾胞性リンパ腫では,抗CD20抗体であるリツキシマブまたはオビヌツズマブと化学療法〔ベンダムスチン,CHOP(シクロホスファミド・ドキソルビシン・ビンクリスチン・プレドニゾロン)療法,CVP(シクロホスファミド・ビンクリスチン・プレドニゾロン)療法〕の併用による初回寛解導入療法により5年を超える長期寛解が得られます。長期寛解が得られた症例の生命予後は良好です。

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