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新しい国産手術支援ロボットの適応と今後の展望は?

No.5080 (2021年09月04日発行) P.46

舛森直哉 (札幌医科大学泌尿器科教授)

藤澤正人 (神戸大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野 教授)

登録日: 2021-09-05

最終更新日: 2021-09-01

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  • 新しい国産手術支援ロボットが発売されたと聞きました。現在の適応や今後の展望についてお教え下さい。
    ロボットの開発に深く関わっていらした神戸大学・藤澤正人先生にご解説をお願いします。

    【質問者】

    舛森直哉 札幌医科大学泌尿器科教授


    【回答】

    【現在,保険適用は,泌尿器科領域のロボット手術に限られている】

    2020年8月に泌尿器科領域において国産手術支援ロボットhinotoriが薬事承認されました。そして9月には,現在,泌尿器科領域で保険承認されている,前立腺全摘除術,腎部分切除術,膀胱全摘除術,腎盂形成術,仙骨腟固定術に関して保険診療が可能となりました。

    現在,当科ではhinotoriを用いて前立腺全摘除術を中心に手術を行っていますが,今後は,他の術式にも取り組んでいく予定です。da Vinciと比べてもまったく遜色なく,操作性も非常に優れています。アームは8軸からなり,人の腕の動きに近く,術中のアーム同士の干渉が最小限になるよう設計されています。da Vinciでは,術者としてトレーニングを受けてcertificate(認証)を取得しなければいけない規定になっていますが,hinotoriも同様にトレーニングを受けてcertificateを取得しなければなりません。ただ,既にda Vinciのcertificateを取得している方は,da Vinciからのコンバーションプログラムを受けることによってhinotoriのcertificateを取得することが可能であり,短時間で取得できます。費用も1万円と,安価です。また,プロクターに関しても,da Vinciのプロクターを取得している方は,プロクター招聘手術1例と手術見学1例でhinotoriのプロクターになることができます。施設での手術開始にあたっては,ロボット支援下手術のガイドラインを遵守して行う必要があります。

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