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発熱と皮疹を主訴に来院した66歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(285)]

No.5154 (2023年02月04日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療)

吉川 寛 (東千葉メディカルセンター総合診療科)

山下志保 (千葉大学医学部附属病院総合診療)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療)

登録日: 2023-02-02

最終更新日: 2023-02-01

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某年7月X-9日から発熱,頭痛,咽頭痛が出現し,翌々日,近医にてセフジニルを処方されたが,39℃台の発熱が続いた。X-4日に近医を再診したところ,全身の発疹を指摘された。X日に精査目的で当科を紹介受診。X-16日に千葉県南方の森林で作業をしたという。

身体診察では,体温 36.2℃,脈拍 86回/分(整),血圧 111/61mmHg,呼吸数 16回/分,SpO2(RA) 96%。頸部から体幹,および手掌を含む四肢に0.5~2mm大の紅斑,紫斑が散在する(図1)。

一般血液・生化学検査の異常値は,WBC 7170/μL(Ne 82%,Ly 14%,A-Ly 1%),Plt 6.9万/μL,AST 262U/L,ALT 221U/L,ALP 288U/L, LDH 887U/L,γGTP 224U/L,Cre 1.31mg/dL,Na 127mEq/L,CRP 10.1mg/dL,フェリチン12200ng/mL。

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